班の人とは不思議とすぐ馴染めた。


自然教室の1日目、野外調理での事だった。


野外調理の定番と言えばやっぱりカレー。


夏美は火をおこしていた。


「あっつい………」


汗を拭いながら火をおこしていた。


「あっ、うちわ……」


「はい」


うちわを渡してくれたのは大貴だった。


「ありがと……」


「手伝おうか?」


「お願いします………」


2人は黙々と火をおこし続けた。


おかげでおいしいカレーが出来た。