「走也はね、『天国のお母さんにおいしい料理を食べさせてあげて、笑顔にするんだ!』ってはりきって……。」




「それで……料理人に……」



「まぁおふくろが料理人やりたかったけどおふくろの両親……まぁ俺から見たらじーちゃんばーちゃんだけどさ。まぁその2人がめっちゃ反対して……」



「走也は……お母さんの変わりにその夢を叶えたかったんだね……。」



空也はこくりと頷いた。




「……ごちそうさま……。」



「えっ、もう!?もしかしてココ、小食?」



「ううん、そうじゃない。なんか……走也のこと考えたら心がぎゅーってなっちゃって……。」