ココは納得した。 「お母さんっ子だからこそ、おふくろの料理を学ぶんだって小さい頃から台所立って、慣れない手でおふくろと料理作って……。」 「それで走也は……料理人になろうと思ったんだね……。」 「それも理由の1つだけど違うよ。」 空也はクスッと笑った。 「走也が料理人になろうと思った理由は2つあってね、1つは、おふくろ料理が大好きだったから。 2つ目は……」