横を向けば走也の顔。 「…………。」 ココはじっと観察する。 整った鼻筋に長いまつげ。 少し開きかけの唇からは安らかな寝息が聞こえて。 (やっぱり自分の部屋に戻ろ。ドキドキして寝れない………。) と起きようとしたが。 ギュッ。 「…………!?」