腕を出されて、何がなんだか分からないココ。



目をぱちぱちさせていると、




走也はココにバレないようにため息をつき、



「1回起きて……そうそう、はい、もう1回寝て……。」


「……ん?」




ココの頭には走也の腕。




「ん……これなら寝返りなくてもいけるかも。おやすみ。」





スースー…………。




走也からは規則正しい寝息が聞こえた。