走也はひょいとココを抱き上げた。 (これっ、お姫様だっこ…………!) 「おっ、お兄ちゃん、おろして!」 「いーやー。」 「恥ずかしいよ〜!」 「別に誰かが見てる訳じゃないじゃん。」 「そりゃそーだけどぉ…………。」 「ほら、もうベッドの上。」 「えっ、はや!」 ベッドの上におろされたココが見たのはシーツ。