「なんかシンプルなお部屋だね………。」 「やっぱり女の子だもんな、かわいい部屋の方がいいよな……あ、布団は押し入れに入ってるからそれ使って。」 「あ、うん。」 「あ、そうだ風呂……入る?」 机の上に置いてあった数冊の雑誌を片付けながらココに聞く。 「あっ……どうしよう……。」 「あーでも疲れてるんだったら布団敷いてあげるから寝る?」 「ん…………じゃあそうする。」 「ん、了解。」 走也は押し入れから布団を出して敷いた。