「え、あの走也さ……」 「走也でいいって!あと敬語もなし!あ、部屋はこっちね。」 異様にはりきる走也。 「あの、ほんとにいい……の?」 ココはおずおずと聞いた。 「あったりまえじゃん!第一オレ、ずっと妹や弟みたいなのが欲しかったんだから!」 「走也…………。」 妹や弟みたいなのが欲しかった…… 走也の言葉がココの頭に響く。 「じゃあ……私、走也の妹になる。」