ヒューマンアースに初めて来たココにとっては見るもの全てが新鮮だった。 信号機・高層ビル・スーツを着た人・スクランブル交差点……。 「ほら、ここ。」 ガチャガチャと部屋の鍵をあけ、走也は言った。 「どーぞ。」 「あ……おじゃましまーす……。」 「誰もいないし……ってあれ?」 「えっ……走也さん移動はやくないですか?」