「これは・・・万が一の時のため。」



「これ読んでるってことは・・・走也に会えなかったんだよね・・・?
でもお願いあきらめないで。
絶対ヒューマンアースに行ける。あきらめなかったら・・・大丈夫。
ココは強いから、大丈夫だよ。走也のこと大好きだもん。
その気持ちがあれば・・・大丈夫。」



と手紙を書いて、みんな宛は机の上に置き、自分宛は机の奥にしまった。



「きれいな満月・・・。」


ココの部屋から見えた月は満月だった。


「走也・・・待っててね・・・。今、そっち行くから・・・。」