すると、その佐藤がこっちに向かって、
歩いてくる。

ぁっ、思い出した。
いたな、こんな奴。


「よぉ、鈴木。

憶えてる?―――――――――俺、」

「佐藤だろ」
俺は佐藤を睨みつける。


「おぉ、怖」

「ってか今何時間目よ?」

「んーっとね、
4時間目終わったから、

次、弁当だよ」
へーっ。

「よし、食いに行くか」