そう、それがあたしの失恋した理由。 目の前に居るあたしの好きな奴――達也に、ついこないだ彼女が出来たんだ。 他の学校の女の子なんだけど、これがまた結構可愛い。 達也と彼女が居るところを見かけたことがあるし、プリクラも見せてもらった。 ……どうせあたしは普通すぎる女だよ。 「もう揉め事?」 「いや! 違うんだけどさ~! とにかくここじゃアレだし! ね!?」 「いいけど……遅くまではムリだよ?」 「さっすが真琴サマ!! んじゃ図書室集合ね~」