「ま、真琴?」 「――あ、ごめん。何?」 今のっていくらなんでもおかしいよね? それともあたしがおかしいの? 願ってもないチャンス到来って事なの? 「だから……最後までとは言わないから、キス……だけでいいから練習させてほしい……」 目を逸らせて顔を真っ赤にしてる達也を見たら、本当だと思わざるを得なかった。 これが罰ゲームだったり、彼女と二人であたしをハメたんだとしたらもう二度と学校には出て来れなくなるけど……。