その後同じ様な会話が何度か続いたけど、苦じゃなかった。 こんなに近くで顔を見られて嬉しかったし、それに同じ時間を共有出来ているなんてこれ以上ない幸せだよ。 「じゃあ言うけど……彼女さ、凄い経験豊富らしいんだよ」 「――え? どういう意味?」 なんとなく頭に浮かんだけど、そういう類じゃないって思いたい。 あたし経験あるワケじゃないからパス。