甘く・深く・愛して・溺れて

『月美は俺に何を聞きたいの?』



『空人の年齢とか…仕事とか…それと…彼女とのこととか…えっと…それから…』



『ははっ…』



あたしが真面目に話してるのに……。



『何が可笑しいの?』



『ん?だって、月美って俺に興味がないんだと思ってたからさ…』



空人はまたお茶を口にして、



それから嬉しそうに、指であたしの頬をつついた。