甘く・深く・愛して・溺れて

高い波がくると、俺達の足元近くまで、砂浜を濡らしていく。



俺がここに来た理由は兄貴のためだ。



そして、頼んできた、こいつのため。



けど、もしかしたら、それよりも、本当は、



………俺のためでもあったんじゃないか?



俺は、こいつと二人でここに来たかった??



………どうなんだよ??



俺は無言で歩き続け、兄貴の働く海の家のそばまで来た。