甘く・深く・愛して・溺れて

『じゃあ、学校にも家にも戻らないんだね?』



『あぁ。とりあえず夏の間はここで働く…』



広くどこまでも広がる海を見ていたら、



隆司が何故ここを、この場所を選んだのかが、



なんだか分かる気がした。



『月美は……』



『……ん??』



『月美はあいつと…彼氏と……上手くいってんのか?』



隆司の目はいつの間にか、あたしに向けられていて、



あたしはその言葉に、ゆっくりと首を縦に振った。