甘く・深く・愛して・溺れて

隆司が今の自分から抜けだしたい、



変わりたいと思ったのは、



隆司が空人と対面したあの日。



空人は隆司から見たら、あまりにも「大人」だったんだ。



自分の未熟さや不完全さを隆司は充分すぎるほど実感してしまった。



あたしだって、いくら背伸びしても、空人に追いつく日はない。



今までも、そしてこれからも……。



でも隆司は、空人との違いに追いつこうとするんじゃなくて、



自分自身を変えようと決めたんだ。



『ここでの生活、すげぇ楽しいんだ。住み込みで働いて、ダチも出来たし、何より毎日海!!最高だよ』



そう話してくれる隆司はなんだか生き生きしていた。