甘く・深く・愛して・溺れて

隆司は視線をそらすことなく、あたしに向けていた。



少し眉を下げ、あたしを見つめる目は、悲しげにも見える表情だった。



『…突然学校も来なくなっちゃうし、連絡も取れないし…すごく心配したけど…元気そうで安心した…』



波の音とともに、時々吹く潮風が隆司の茶色い髪を揺らしていく。



『ゴメンなっ…』



『あたしこそ…隆司には謝らなくちゃいけない。隆司をいっぱい傷つけちゃったもん…』



やっと会えた隆司。



元気で笑顔をくれた隆司。



伝えなきゃいけないことは山ほどあるのに、



どうして言葉にするのは、こんなに難しいのかな。