甘く・深く・愛して・溺れて

隆治のその言葉に、あたしは座るのをやめて、



隆治君のそばにいることにはしたけど…。



『ったく…こいつといると調子狂う…』



隆治君の小さなひとり言が聞こえた。



なんとなく特に意味なく気まずい感じ??



『…なんか…ゴメンね。あたし、無理やり、今日のことお願いしちゃって…』



『別に謝んなくていいんじゃね?あんたのためじゃなく、兄貴のためでもあるんだから…』



やっとため息まじりな口調ながらも、隆治君とのまともな会話。



『あのさ…隆司のいる所って、遠いの?何駅で降りるの?』



その勢いで隆治君に聞いてみたあたし。