狼少年とウサギ少女。

そうだ、屋上にいこう。

ふとそうおもいたって、屋上に続く階段を上がった。

予想通り、風が心地よく、なかなか良い眺めだ。


屋上には誰も――…


そこで、俺は人を見つけた。
「あれ…」

スカートだから、女子だ。
仰向きに寝そべっている。


ていうか…



「寝てるし…」