「おぉ!!
すげぇな、お前!!」
ブンブンと黒髪の爽やか系男子がうちの手を掴み、上下に揺らす
「は、はぁ…」
状況に着いていけねぇ…
「すいません、俺ら授業出るんで、手ぇ離してもらえます??」
今までどこにいたのかわからんけど、急に優が現れ、何か…怒ってる
顔は笑ってんで??…でも…目は笑ってないねん…
黒髪の兄ちゃんが優の言葉で手を離す
「すいません、では」
それだけ言って、優はうちの手を掴んだかと思うと、階段を登り一年の廊下に向かった
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