二藍蝶

芳野は、ママを愛してる・・・

胸が苦しい・・・心が悲しい

涙が出そう。

俯く私の頭に、大きな手を
のせる芳野。

その手は優しく私の頭を
撫でてくれた。

「カヤノ、腹も減ったし
 やっぱり飯、もらうわ」

「いいの・・・?」

私は、見上げて
貴方を見つめる。

「ああ」

「ありがとう」

貴方は、優しく微笑んでくれた

「そうと決まれば
 早く、ご飯にしましょう
 席に付いて

 アイ、ご飯をよそうの
 手伝ってちょうだい」

「はぁい」

茅野ママの手伝いをする為に
芳野の傍を私は離れた。