二藍蝶

『弱虫』

自分が吐き捨てた言葉に
俺は苦しめられる。

藍・・・

何を思いながら俺に会いに来た

何か話したい事があったのか?

聞いてやれなくてごめんな。

早く、俺を忘れろ・・・

そう思いながらも
心は、虚しい・・・

窓の外、空を見つめると
心が少しだけ軽くなる。

厘の奴、階段は走るなって
いつも言ってるのに
あのバカ。

誰か、帰って来たな・・・

親父か?

今日は、次から次へと
人の出入りが激しくて

ゆっくり休んでもいられねえ

ドアが開かれる・・・

「リン、帰した女
 
 背は、高い?
 髪は、長い?

 何か、言ってた?」