二藍蝶

いつもの日常・・・

「カイリ、御飯食べた?」

「また、こんなに残して
 食べなきゃ駄目じゃない
 ほらっ
 食べさせてあげようか?」

お茶碗を手に持つ、母。

「いらねえよ
 腹も、空かない」

浬の頬に手を当てる、母。

「こんなに痩せて
 死んじゃうよ・・・」

「死んでるようなもんだろ」
 
「・・・・・・
 ねえ、カイリ
 二人で過ごしてた日々を
 覚えてる?」

「何だよ、急に・・・」

「貴方が、生まれてすぐ
 一人で子供を育てる事に
 自信を無くしたママはね

 たった一度だけ
 貴方と二人で死のうかな
 そう思ったことがあるの」