二藍蝶

病院を退院する前・・・

見舞いに来た塁と二人だけで
話す浬。

「そうか・・・」

「ああ、組はカオルさんに
 返してやってくれ
 
 彼がそれを望まないなら
 お前が組長になれ」

「それでいいのか?
 
 カイリ
 お前は、目覚めたんだ
 まだ、走れるだろう?
 
 極道、やめていいのか・・」

「ああ
 俺は、もう走れない

 セキやお前
 仲間達には悪いが田舎で
 静かに余生を送るわ

 正直、この体が以前のように
 動くとは思えない」

「情けねえな・・・
 
 お前なら動かしてみせる
 そう言うと思ったぜ

 セキが、お前の為に
 くさい飯食ってる意味
 ねえな

 俺、行くわ

 腑抜けのお前と話してると
 
 正直、胸糞悪い」