長い時が過ぎた・・・

窓の外、真っ暗な空に
星が一つ、煌いていた。

こんな都会で見る星は寂しげ
で、亡くなった凌を思う。

瞬く星を

見つめる、浬・・・

敗北を確信した神前は
苛立ちから、浬に向かって
銃弾を発砲する。

バン!

銃弾は、浬の脇腹に命中。

バン!バン!

弾を避けてふら付く足元

倒れる時、浬は頭を強打する

そのまま、意識を失う・・・

「カイリ・・・」

「親父・・・」

浬を撃った神前を許せない弦

銃を神前に向けた。

「セキ、やめろ」

塁の言葉は虚しく響き

放たれた弾丸は、神前の
胸を貫き、神前は即死。

こうして、幕を閉じた。