「これは、何や?」

「高月組に、会澤組の
 双方が、入江組に
 加担しました」

「何で、バレた?」

「連絡が途絶えてるカオルが
 裏切ったんちゃうかと
 思われますが・・・
 
 ほんまの事は分かりません」

「もう、ええ・・・
 
 こうなったら、全部
 叩き潰すまでや・・・
 
 意地でも
 俺のもんにしたる」

今までに無い、抗争が
繰り広げられる。

神前組の力は、関西一だけ
あって凄まじい。

しかし、こちらも負けては
いない。

決着は着くのだろうか?

勝利の女神は、浬に
微笑みかける・・・

浬は、勝利を目前に
油断してしまう。