横づけされる、何台もの車

開かれるドア

車から降り立つ男達。

浬を真中に、一列に並ぶ・・・

凌、弦、浬、塁、セン

手には、銃。

後ろにズラリと並ぶ、組員。

「組長

 逝きますかぁ」

浬は、吸っていた煙草を捨て
足で踏みつけた。

「ああ、逝くぞ」

浬の掛け声を受けて

男達は一斉に、灰塚組に
乗り込んで行く。

極道なら極道らしく

散ってやる。

馬鹿で、結構・・・