二藍蝶

浬は、コートのポケットから
携帯電話を取り出す。

もう一度、ポケットに
手を入れると触れる物がある

それは、藍のネックレス。

話している間も

眠りながらも

藍の指先は

このネックレスを探す。

藍に、返してやらなきゃ・・・

嫌、もう必要ねえか。

アイツを縛っちゃいけない。

持っていない方が

俺を忘れられる・・・

キラキラと輝く、ネックレス

『知ってる・・・』

浬は、右腕で目頭を押さえた

本当は、俺が一番
お前の傍にいたい。