二藍蝶

閉じていた瞳を開けて
ソファーに座り、煙草に
手を伸ばす浬は、藍の姿を
探す。

肩を震わせて

泣いているお前が

そこにいる。

俺に、隠す涙・・・

『たった一人で

 俺に隠れて

 泣かないで・・・

 藍・・・

 お前が泣くと

 俺は苦しい

 心が、痛い・・・』

泣いているお前を
抱きしめてやりたい。

だけど・・・できない。

もう、終わりにしよう。

「藍、終わりにしよう」