二藍蝶

「今は・・・
 仕事どころじゃないもの
 大変な時・・・」

「大変なのは俺であって
 お前じゃない

 お前の仕事とは
 何の関係もないだろう

 サボらずに
 ちゃんとやれよ
 
 迷惑かけんな」

公園で遊ぶ子供達の
はしゃぐ声に紛れて
消えてしまいそうな、藍の声

「・・・やめる」

「藍?」

「私、仕事辞める」

「お前、何言って・・・」

意志を持った藍の声は
大きくなる。

「私は、本気だよ」

「簡単に言うなよ」