二藍蝶

「カイリ、代わろうか?」

「いやっ」

ピンク色の自転車を
一生懸命に漕いでる、浬。

笑っちゃいけないけど
笑っちゃう。

「藍、笑った?」

「笑ってないよ」

スピードが出て、安定する
自転車。

太陽がキラキラと輝き

辺りは、春の陽気

「藍、坂道だ
 ちゃんと、摑まってろよ」

「うん」

私は、浬の大きな背中に
抱きついた。

坂道・・・

加速する、スピード。

受ける風が、とっても
気持ちいい。