二藍蝶

「ルイさん・・・
 恥ずかしい、です」

「ごめん・・・
 忘れてくれ」

藍は、黙って頷いた。

藍をその場に一人残して
塁は車に乗車した。

エンジン音・・・

走り出す車・・・

立ち尽くす、藍は想う。

彼の想いを知っても
どうする事もできない・・・

車から降り立つ、浬。

「俺を、待たなくていい
 
 お前達も、会いたい人に
 会っておけ」

店内・・・

藍は何も入っていない
買い物籠を手に持ち
入り口付近に、積まれた
キャベツに触れる。

その買い物籠を藍の手から
奪い、持つ人がいる。