二藍蝶

「ルイ、さん
 どうして・・・?」

「さあ、俺も分からない
 
 どうして、ここに
 買い物?」

「はい・・・」

私、抱きしめられながら
何、話してるんだろう。

その腕から逃れようとする
藍を、力強く抱く塁。

いつもの彼じゃない。

「後、少しでいい
 このままで・・・」

「困ります・・・
 みんなが見てる」

彼は、抱く腕を
解いてはくれない。

赤信号・・・

浬を乗せた車が停まる。

話している途中に黙り込む
浬は窓の外、一点を見つめる