二藍蝶

真っ暗な空が、ほんのりと
青色に染まる頃

浬は襲撃の知らせを受けて
急いでこの部屋を出て行った

抗争が始った事を知った藍は
もう眠る事はできない。

貴方が戻ってくるまで
眠れない・・・

でも、何もすることが無い。

藍は、浬が眠っていた場所
布団に潜り込み
浬の温もりを感じながら
明るくなっていく、空を
見つめていた。

朝を迎え、藍は意味も無く
クローゼットを片付け出し
浬のスーツをクリーニングに
出そうと紙袋にまとめた。

まさか、こんな時間に浬が
戻って来るとは思いも
しなかった藍は、まとめた
紙袋を持って駅前の
クリーニング店に出掛ける。

浬に買ってもらった
ピンク色の自転車に乗って。