二藍蝶

取り替えられた錆びた
チェーンも小さな袋に
ちゃんと仕舞われていた。

「はい、ありがとう」

浬は、出来上がった
ネックレスを受け取る。

藍の喜ぶ顔が見れる・・・

店を出た浬は、急いで
待たせてある車へと駆け寄る

その時、浬を呼び止める声が
聞こえた。

「カイリ」

その声は、茉優。

ピンク色のコートを羽織り
コツコツとヒールの音を
響かせてやって来た彼女は
浬の頬を思いっきり打った

慌てて、車を降りた弦は
浬の元へ駆け寄る。

「いてぇ、何する?」

「何するじゃないわよ
 どういうつもり?
 ・・・」