二藍蝶

その時、浬の瞳にある

通が映る。

この近くには、あの宝石店
がある。

藍のネックレス・・・

「すまない、停めてくれ
 用事を思い出した

 すぐ、戻る」

開店したばかりの店内には
お客は誰一人いない。

暇な店員達は、浬の姿を見て
ひそひそと話し出す。

『あの人、カッコイイ』

『うわぁ 
 こっち見たぁ』

「あの、以前こちらで
 ネックレスを・・・」

「・・・
 すみません
 何度かこちらから
 ご連絡をしたのですが
 繋がらなくて・・・

 商品は、こちらで
 あっていますか?」

キラキラと輝く、ネックレス