二藍蝶

浬は、携帯電話を手に
塁と話す。

「ルイか?
 どうだ、その後奴らに
 代わった動きは無いか?
 ・・・そうか、分かった

 ああ、そうだ

 今夜、灰塚組を住処とする
 神前組を潰しに行く

 センさんにはお前から
 連絡してくれ
 
 退けものにしたら、後で
 仕返しが怖いからな」

浬は、笑う・・・

電話越し、塁は言う。

「カイリ
 一度家に戻るのか?」

「いやっ、事務所に戻る」

「駄目だ、お前は
 一度、家に帰れ
 
 最悪の場合、もう二度と
 帰れないかもしれない」

塁の言葉に、真剣な表情の浬