二藍蝶

全てを捨ててもいいよ・・・

私はこうして、また
浬に囚われ

彼の傍に居たくて
自分を見失う。

電源を切って
放置したままの携帯電話。

今夜は、三人で食卓を囲む。

楽しい時間・・・

「うまい
 
 俺、こんな洒落てる料理
 食べたの初めてだ」

「お口に合ってよかったです」

「本当、うまい

 こんなに料理が上手なら
 今すぐにでも
 お嫁さんになれるね」

お嫁さん・・・

その言葉に反応した私が
浬をみると、浬は微笑んで
くれた。

「どうなの、結婚
 しないの?」