二藍蝶

「藍、悪いけど、先
 飯にしてくれる?

 俺も、こいつも
 何も食ってないんだ」

「えっ、そうなの?
 
 分かったわ
 すぐに、御飯にするね」

キッチンへ向かう、藍。

「アイちゃんの手料理
 食べれるなんて怪我して
 ラッキー」

「馬鹿な事、言ってんなよ
 これぐらいで済んで
 よかったと思えよ」

「ああ」

「ビール、飲むか?」

「ああ、サンキュ」

キッチンに現れた、浬は
藍を後ろから抱きしめた。

「藍、ただいま」

菜箸を持ったまま、振り返る
藍は、浬に抱きついた。

「カイリは、怪我してない?」

「ああ、してない」