二藍蝶

望んで

俺は、この世界に棲む。

守りたい物の為に

俺達は戦う。

本当に守りたいもの・・・

俺の、守りたいもの・・・

俺が、守りたいもの?

浬の脱ぎ捨てた服が床に
散らばる。

日差しを遮る、カーテン。

薄暗い部屋、藍は携帯電話
を手に持ち、床に座り込み
時計を見つめる。

こうして

何時間が過ぎただろう。

浬の事が心配で心配で
堪らなくて

何も手に着かなくて・・・

抗争がどんなものか私には
分からない。

ドラマや映画で見た映像で
しか思い浮かばない。

それは、現実の事とは
あまりにもかけ離れていて

不安は私の心を蝕む。