二藍蝶

「何かお探しですか?」

にこやかに微笑む店員。

「これなんだけど
 鎖、代えたいんだ」

「はい
 
 どういったタイプのチェーン
 をお探しですか?

 喜平、小豆、ベネチアン
 オーバルスネークなど
 種類が多数ございますが?」

「デザインは、あんまり
 代えたくない
 
 これと同じ雰囲気のやつ
 ある?」

「はい、ございますよ」

テーブルの上に置かれた
私のネックレス。

17歳の浬が初めて
買ってくれたプレゼント。

「これなど、一番近いかと
 思われますが
 いかがですか?」

眩いほどに
キラキラと輝くチェーン。