二藍蝶

藍の手を取り、灰皿に煙草を
捨てた浬は立ち上がる。

「藍、行こう」

「行くってどこに?」

浬に連れられて行った場所は
高級な建物の宝石店。

「ここは?」

『・・・
 あそこに
 売ってるような高いやつ
 買ってやりたいけど
 今は、無理』

「カイリ?」

「鎖、錆びてただろう?
 買え変えよう」

「えっ、いいよ
 このままで」

「ほらっ、いいから
 ネックレス」

私は浬に言われるまま
ネックレスを外して
渡した。