二藍蝶

浬からアイスを受け取った私

手には、二つのアイス。

浬は、煙草に火をつけて
一服しながら一言。

「うまい」

「アイスより
 煙草がおいしいの?」

頷く、浬。

顎元にアイスをつけて
コーンを頬張る私。

「ついてるぞ」

浬の指先が、私の顎に触れ
アイスを拭ってくれた。

「楽しいね、カイリ?」

「まだ何にも
 買い物してねえじゃん
 
 楽しいの?」

「うん
 とっても楽しい」

その微笑みが、あまりにも
綺麗で、浬は藍にさっと
キスをした。

「もう一回して?」

「駄目」