二藍蝶

テーブルを叩く音と共に
修羅は目覚める。

「黙れや
 
 聞こえへんやろが」

「すみません」

ついさっき荒げた声が
静かな深い声に代わる。

「よう、考えて
 もう一回
 聞かせてくれへんか?」

冷酷な瞳で、神前は
浬を威嚇する・・・

「何度でも言う
 契りは、結ばない

 他を当たってくれ」

浬の、揺るぎ無い瞳に
一点の曇りも無い。

「うちを敵に回すと
 言われるんやな?」

「止む終えない」

神前は、上着のポケットから
銃を、すばやく取り出し
銃口を浬に向け、引き金に
触れる。

緊迫する室内・・・