二藍蝶

「早速で申し訳ないが
 私達は、疲れている
 
 話を始めても?」

神前の言葉に、答える浬。

「ああ
 始めてくれて構わない」

一字一句聞き逃さないように
耳を澄まし、息を飲む組員達

静寂の中・・・

「カオルから、話は聞いて
 頂いていると思うので
 単刀直入に聞かせて
 もらいたい
 
 神前組と入江組
 兄弟の契りを結ぶこと
 
 了承してもらえますか?」

「その話
 
 受ける事はできない」

ざわつく室内とは裏腹に
相手の目を見て、黙り込む
二人。

浬の回答に、神前組の
組員達は声を荒げる。

「我、今、何言うた

 受けられへんやと
 誰に物言うとんじゃ~」