二藍蝶

『ほらっ、カイリ
 貴方も・・・』

『バカらしい
 願い事?叶うかよ』

そんな俺の額を、親父は
指先で弾いた。

『カイリ
 そんなの分かんねえぞ
  
 叶うかもしれない』

親父の言葉に、俺は
こっそり、瞳を閉じて願った

『親父のようになりたい』

今の俺が、願うなら・・・

星・・・

ここでは、そんなもん
見えねえか?

「親父、神前組会長が
 お見えになりました」

扉の向こう・・・

ざわざわとむさ苦しい男達が
室内へと入ってくる。

緊張が走る・・・