二藍蝶

凌は呆れ果て、口を閉ざす。

「他に
 意見のある奴はいるか?」

「親父、もう一度考え直して
 頂けませんか?
 
 私も、兄弟と同様

 神前と手を組む事は
 反対です

 関東を敵に回すこと
 それは、ここに入江組が
 存在し続けた意味が
 無くなること

 例え、どん底に落ちても
 組を売るような事だけは
 止めて頂きたい」

保の言葉に組員達は、面々に
反対の声を唱え出す。

「反対です
 
 反対だ
 
 俺達の組では、無くなる

 反対だ・・・」

各々の思いを胸に
声を上げる組員達。