「教えてあげる、カイリ
 ここは、こう言うんだよ

 俺に付いて来い
 何があっても
 お前を守ってやる」

私が言ったままに
浬は言う。

「この俺に付いて来い
 
 何があっても
 お前を守ってやる

 俺は、お前を一人残して
 絶対に死なない」

絶対に・・・

「約束だよ、カイリ」

私達は、あの頃のように
このベッドで一つになり
一緒に眠る・・・

仕事の時以外は片時も
離れずに過す。

「藍、聞かせて?」

「カイリ
 貴方を愛してる」

唯一つ、違うこと

それは

貴方にも、私にも
捨てられない物がある。